たこ焼き、お好み、みたらし団子 中筋ロール(うぐいす紙)の使い方
昔懐かしい中筋ロール紙(うぐいす紙)
こんにちは。
先日、お祭りのたこ焼き屋さんで、当店でも販売している緑の中筋ロール紙(うぐいす紙)を見かけました。
最近ではあまり見なくなりましたが、たこ焼きは緑の中筋ロール紙で包まれていることが一般的でした。
出来立てあつあつのたこ焼きは、船の形の木のお皿(経木船皿)に手際よく並べられ、ソースを刷毛で塗って、かつお節、青のりが振りかけられ、そして、手際よくこの中筋ロール紙で包装されていました。
紙一つでも、そんな風情に触れることで、なんだか懐かしい気持ちになりました。
中筋ロール紙の良さ
調べてみると、最近ではたこ焼きやお好み焼きの包装にはプラスチック製のパックやレジ袋が主流となっていて中筋ロール紙の利用は減少しています。
それでも、一部の店舗ではなお、中筋ロール紙で包まれた商品を提供していて、その風情に触れることができるのは貴重な体験でした。
そもそも、昔のたこ焼きはなぜ中筋ロール紙に包まれていたかというと、食べ物から出る湯気などの湿気を吸収するために使用されていました。
現在、主流になっているプラスチック製の容器やビニールだけを使用していると、食べ物が何だか水っぽい感じになるそうです。
また、屋台ではビニール袋が店先にかけられていて、セルフで入れる形でしたが、中筋ロール紙のまま持って帰る方の方も多かったのが印象的で、懐かしさと同時に環境にも優しいと思いました。
中筋ロール紙はこんなところで使うのがおすすめ
お祭りで中筋ロール紙をみて、懐かしい気持ちになったことで、その時に出店されていたたこ焼き屋さんのことをすごく鮮明に覚えています。
紙問屋目線で見ても、紙一つで記憶に残るような屋台の使い方は、とてもうれしい気持ちになります。
私の様に懐かしい気持ちで印象に残ったり、湿気を吸収する役割で細かな気配りであったり、環境などへの配慮等々、なにかお客様へ伝わることがある。そんな紙だと思います。
屋台だけではなく、観光地や町内会、自治会の催しもの、テイクアウトのお店などで中筋ロール紙を使うことで、様々な効果が期待できるのではないでしょうか。