和菓子店におすすめの包装紙

和菓子は見た目にも美しく、季節を表したり繊細な技術が詰まった日本の文化のひとつです。
そんな和菓子の魅力をさらに引き立てるのが「包装紙」。
和菓子店様におすすめしたい、和の雰囲気がありながらも、食品の包装に適した用紙を4つご紹介いたします。
用途や特徴を踏まえて、最適な包装紙選びの参考にしていただければと思います。
和菓子におすすめの用紙

中筋ロール(ちゅうすじロール)
中筋ロールは1cm毎に筋目の入った、表面はツルツル、裏面はザラザラとした手触りの爽やかな日和(ひわ)色の包装紙です。
お団子、和菓子、たこ焼きなどの掛け紙としてよく使われいます。
食べ物から出る湯気などの湿気を吸収するためにも使用され、どこか懐かしい和の雰囲気と機能性を兼ね備えた包装紙です。
特徴 |
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用途 |
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中筋ロール使用例

耐油和紙(たいゆわし)
蛍光染料と呼ばれる紙を白く見せるための染料が使われている和紙は、食品に直接触れることは良くありません。
耐油和紙には蛍光染料は入っておりませんので、安心してご利用いただけます。
耐油成分と一緒に抄紙(しょうし)しており油の吸収速度が遅いので、脂っこいお菓子や料理などを置いても汚れにくいです。
特徴 |
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用途 |
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抗菌奉書(こうきんほうしょ)
抗菌効用を持たせた、蛍光塗料不使用の奉書紙です。
衛生面を重視する方にぴったりの食品対応和紙で、安心してご利用いただけます。
質感は表面はツルツル、裏面がザラザラしています。
特徴 |
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用途 |
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食品白藤(しょくひんしらふじ)
食品に使用される前提で作らた和紙(大礼紙)です。
食品原紙にやなぎ文様を散らした、高級感のある食品対応和紙です。
食品白藤は、蛍光染料を一切使わない機械で抄かれていますので安心してご使用いただけます。
特徴 |
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用途 |
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今回は包装紙の中でも、和の雰囲気がありながら食品包装に適した用紙をご紹介いたしました。
店舗で使用する包装紙や、イベント出店の際の包装紙選び等の参考になれば嬉しいです。