大正13年創業紙問屋直営の紙の専門店

お問合せ0258-24-2314

小売店必見!お中元に最適な「のし紙」4選と選び方のポイント

暑さ厳しい夏のご挨拶として「お中元」は、日本の贈答文化の中でも重要な行事です。

年明けから夏までにお世話になったことへの感謝の気持ちと、暑い夏を乗り越えるための気遣いを伝える贈り物の第一印象として、「のし紙」の選定にも気を配る必要があります。

本記事では、お中元に最適なのし紙の種類やマナー、紙の選び方について解説します。

のし紙とは

のし紙とは、贈答品に「熨斗(のし)」と「水引」を印刷した紙のことです。

(熨斗とは、贈り物へ添えられる飾りのことです。もとは薄く伸ばしたアワビを縁起物として贈りものに添えておりました。現在では、そのシンボルマークを水引の右上に印刷したものを指します。)

水引は、のし紙に添えられた飾り紐で、結び方によって意味が異なります。

「のし紙」に近いもので「掛け紙」もありますが、主な違いは熨斗の有無です。

熨斗があるものが「のし紙」、無いものが「掛け紙」です。

一般的に、慶事には「のし紙」、弔事には「掛け紙」を使用します。

のし紙や掛け紙は、慶事や弔事、またはお見舞いなど贈り物の目的を知らせるために使用されます。

 

のし紙おすすめ4選

商品画像

奉書紙(ほうしょし)

伝統的な和紙で、格式が高く、フォーマルなお中元贈答に最適です。

筆文字や印刷の発色も良く、高級感を演出できます。

高価なギフトや、法人間の贈答におすすめ。

 

商品画像

上質紙(じょうしつし)

価格と品質のバランスが良く、印刷適性にも優れています。

大量の出荷が必要な小売店様には扱いやすく、カジュアルなお中元にも向いています。

 

商品画像

越前奉書(えちぜんほうしょ)

越前奉書(えちぜんほうしょ)は日本の伝統的な手漉き和紙の一種で、日本三大和紙の一つとして知られています。
強度、耐久性、滑らかな質感で知られ、主に書道や墨絵、版画などに使用されます。

上品な質感と風合いが丁寧な印象を与え、個人のお客様からの評価も高いです。手漉きの温もりを感じさせたいギフトに最適。

 

商品画像

耐水和紙(たいすいわし)

耐水性があり、湿気や水に強いため、夏場の冷蔵品や冷凍品のギフト包装に特に適しています。

見た目は和紙の風合いを保ちつつ、実用性を兼ね備えた素材として人気です。

 

 

お中元にふさわしい基本マナー

のし紙

  • 水引の種類:紅白の蝶結び(水引の本数は通常5本か7本)

  • 表書き:「御中元」または「お中元」

  • 贈る時期:お中元は、地域によって贈る時期が異なります。お相手の地域に合わせた時期に贈るように心がけましょう。

    地域 時期
    東北・関東・北陸甲信越の一部地域 7月1日~7月15日
    北海道・東海・関西・四国・中国・北陸甲信越の一部地域 7月15日~8月15日
    九州 8月1日~8月15日
    沖縄 旧暦の7月15日※毎年日付が異なる

のしにふさわしい紙の厚さについて

のし紙に使用する紙の厚さは、一般的に70〜110g/m²の範囲が適切とされています。

  • 70g/m²前後:軽やかで柔らかく、重ねて使いやすい。量が多い贈答に便利。

  • 90〜110g/m²:しっかりとした質感で高級感を演出。フォーマルなシーンに最適。

110g/㎡より厚い紙は、より高級感を出したい時に用いられることもありますが、紙の厚みは印刷のしやすさや折りやすさにも影響するため、使用目的に応じた選定が重要です。

のし紙選びのポイント

  1. 商品との調和:ギフトの価格帯や内容と調和する紙を選ぶ

  2. 印刷適性:インクの乗りやすさやにじみの少なさを考慮

  3. 在庫管理のしやすさ:汎用性の高い上質紙を中心に、ニーズに応じて奉書紙・越前和紙・耐水和紙を組み合わせると効率的

  4. 適切な紙厚の選定:見た目と機能性のバランスを意識して選ぶ

 

のし紙は単なる包装ではなく、贈る心を形にする大切な要素ですので、適切なのし紙を選ぶことはお客様の満足度に直結します。

ご希望の用紙を、商品に合わせたサイズへ断裁加工も可能でので、お気軽にお問合せいただけたらと思います。

カテゴリ一覧