大正13年創業紙問屋直営の紙の専門店

お問合せ0258-24-2314

色上質紙とは

色上質紙の特徴

色上質紙は、化学パルプの含有率が100%で表面加工をしていない「上質紙」に色をつけた用紙で、用紙の中でも歴史は古く、品質の安定したポピュラーな紙です。上質紙と同じく、サラサラしてマットな質感です。 

また、オフセット印刷、レーザープリンター、インクジェット、コピー機などに各種プリンタに幅広く対応でき、比較的安価でコストを抑えやすく、色の種類や紙の厚さが豊富なので用途に応じて紙を選ぶことが可能です。

パンフレットや文集などの表紙をはじめ、1枚もののチラシやチケット、あるいはアンケート用紙や注文用紙のような筆記を前提とした印刷物にまで幅広く使われています。

 

色上質紙の厚さ

色上質紙は、用紙の「厚さ」にもバリエーションがあります。コピー用紙のように薄いものから表彰状などのしっかりとした厚みのものまで、用途によって使い分けることが可能です。

 

薄口

薄口の厚さはコピー用紙よりも若干薄く、カラーペーパーの種類のなかでは一番安価な用紙です。コピー用紙に似た平らな紙質で薄く、色のバリエーションが豊富なのでチラシ折り込み広告等によく使われています。

色上質紙 薄口 の販売ページはコチラ

中厚口

中厚口の厚さは4/6判70kgの上質紙と同じような厚さでコピー用紙と同程度です。薄口よりもやや厚く、コピー用紙と同程度の厚さなので、プリンターの通りが良く、色のバリエーションが豊富なこともあり、チラシ折り込み広告の他、筆記が必要な申込用紙アンケートなどに良く使われています。

 

色上質紙 中厚口 の販売ページはコチラ

厚口

厚口の厚さは4/6判90kgの上質紙と同じような厚さでコピー用紙よりも厚みのある紙です。中厚口よりも厚く、しっかり厚みの感じられる紙なので、コピー用紙よりも高級感があり、イベントなどのフライヤーチラシなどによく使われています。

 

色上質紙 厚口 の販売ページはコチラ

特厚口

特厚口の厚さはコピー用紙2枚分程度の厚さがあり、ある程度しっかりした厚さがある用紙です。中厚口や厚口よりも厚く、しっかりとした厚みの感じられる紙なので、見積書や冊子の表紙パンフレット会社案内、POPやサービス券等に使われることが多いです。

 

色上質紙 特厚口 の販売ページはコチラ

超厚口

超厚口の厚さは賞状用紙ポストカードほどの厚さで、カラーペーパーの種類のなかでは最も厚い用紙です。コピー用紙に似た平らな紙質で、色のバリエーションが豊富なので、店頭のPOPスタンプカード診察券などのカード類に使用されます。

 

色上質紙 超厚口 の販売ページはコチラ

 

色画用紙との違い

カラーペーパー色紙(いろがみ)といえば、小学校などで使う「色画用紙」を思い浮かべる方も多いと思います。

色画用紙は絵画用紙の一つで、デッサンや水彩画の他に、工作などに使われています。

色画用紙も色上質紙と同じようにパルプから作られる紙ですが、それぞれを比較すると、下記のような用途や質感の違いがあります。

  • 色上質紙…主に印刷物に用いられ、サラサラした質感
  • 色画用紙絵画や工作に用いられ、凹凸していてざらつきのある質感

また、色上質紙は薄口から特厚口までさまざまな厚みの紙を選べるのに対し、色画用紙は、厚みのバリエーションが少ないです。

 

色上質紙のカラー

色上質紙には、様々なカラーが用紙されています。カラーバリエーションは製紙会社によって異なりますが、イエロー系やピンク系、ブルー系、グリーン系など選択肢が多く、淡い色味のパステルカラーが豊富です。

なお、色上質紙の「白色」は、通常の(白い)上質紙よりも白色度が高くなっています。

 

使い勝手の良い色を中心に25色の展開

  •  
    レモン

    黄色系の色の中では一番淡い色。実際のレモンの皮のように鮮やかな黄色とは違い、果肉の色の柔らかさを感じるような黄色です。文字などの視認性が良く印刷に向いています。

  •  
    クリーム

    カスタードクリームのような色で、温かみを感じる色味です。黄色系の色の中では印刷にちょうど良い暖色系の色なので、人物の顔色をきれいに見せたい時や、温かい料理を表現したい時におすすめです。

  •  
    濃クリーム

    パンプキンスープのような濃い黄色です。重い感じの色味ですが、黒色で注意を引くときの表現には非常に目立ちそうです。印刷などで色を入れる場合は色が沈みますので、手書きなど顔料インクのペン等を使うことをおすすめします。

  •  

    少し若めのレモンのような色で、くすんだ感じの色調です。落ち着いた印象のある黄色ですが、濃クリームと同様、濃い色味ですので注意を引くときの表現に適します。

  •  
    ひまわり

    緑みを含んだ黄色で黄色系の色の中では一番明るい色です。見ているだけで心を弾ませ楽しい気分にさせてくれるような色味ですので、POPやチラシにおすすめです。超厚口のやまぶき色と同じ色です。

  •  
    若草

    緑系の色の中では一番淡い色。若草色は、一般的には早春に芽吹いた若草のような鮮やかな黄緑のことを指すことが多いですが、色上質の若草色は淡く柔らかい色です。色名の「若」には「新鮮」「未熟」「新しい」などの意味があるので、新学期や新入学の季節に使われることが多いようです。

  •  
    もえぎ

    若草色と同様に、春の若葉に由来する色です。緑系の色の中では、最も明るく鮮やかな色味です。春先に萌え出る若葉のような冴えた黄緑色です。新緑の若木の色ということから若さを象徴する色で、学校関係の催事の印刷物に使われる事が多いようです。

  •  
    うぐいす

    本来は鶯の羽のような暗くくすんだ黄緑色の事ですが、色上質のうぐいすは柔らかくくすんだような黄緑色で、本来の鴬色よりも淡く、落ち着きのある色味です。上品な印象を与えることが出来そうな色なので和菓子の栞や飲食のメニュー表などおすすめです。

  •  
    みどり

    一般的なイメージの緑色よりは黄緑といった方がしっくりくるような色味です。比較的濃くはっきりとしており、紙自体が目立つような色味ですので、印刷の際は若干色が沈みます。折り紙やダイカットペーパーの作成、クラフトパンチの台紙などがおすすめです。

  •  
    若竹

    実際の若竹のように黄みの薄い緑色をしています。一般的にいう「緑」に近い色です。「若」は若々しく新しいという意味から鮮やかさの形用しても用いられているようです。色味が濃いので印刷ではカラーが沈みます。

  •  

    水色は澄んだ水の色を模した淡い青色です。淡い色味なので文字の視認性が良いです。黄系やピンク系の温かい色合いの紙よりも、人物や料理の写真等は暗い印象を与えますが、爽快感や涼し気な印象を与える用途に適しています

  •  
    浅黄

    淡く緑みの入った青色で、明るい印象を与える色味です。青系の紙ですので写真等よりも文字での印刷に向いています。爽快感や涼しさの印象があるので、お菓子の栞、製品に同梱する注意書きなどにおすすめです。

  •  

    青系の色の中では一番明るい印象のある紙です。淡い色味ではないので、文字の視認性は「水」「浅黄」には劣りますが、色がはっきりしている分、さわやかな、ひんやりとした印象を表現する用途に適しています。

  •  
    ブルー

    暗くくすんだ感じの青色です。落ち着きのある色で台紙や折り紙におすすめです。色味が濃いので、印刷ではカラーが沈みますが、裏写りしづらいので手作り封筒やラッピング用途におすすめです。

  •  

    淡くグレーかかった紫系の色味です。暗い感じの色ですが落ち着いた印象を与えるのに効果がありそうです。文字の視認性は良いので、和食のお品書きや和菓子の栞などにおすすめです。

  •  
    アイボリー

    淡く白みが強い肌色です。明るい色味なので、料理や人物の写真の印刷にも使えそうです。かわいらしい印象のある色なので、子どもに関する印刷物におすすめです。

  •  

    赤みの強い肌色です。アイボリー色に比べて暗い感じトーンなので、写真等のカラーは若干沈みますが、イラストなどを印刷するのには丁度良さそうな色味です。

  •  
    白茶

    淡い茶色系の色です。クラフト紙の色味でナチュラルな印象を出すのに役立ちます。文字の視認性も比較的良いのでチラシやクーポン券、サービス券などに良さそうです。

  •  
    オレンジ

    果物のオレンジの実のような色で、赤色と黄色の中間色といった色味です。濃い色なので紙工作や薄い台紙のような使い方がおすすめです。

  •  
    だいだい

    赤みの強い肌色のような色味です。暖色系の紙で落ち着いた雰囲気の色調です。温かい印象を与えたい用途におすすめです。超厚口のびわと同じ色です。

  •  
    さくら

    ピンク系の色の中では一番淡い色味です。春らしい色ですが、かわいらしい印象のある色なので、季節問わず売れている色です。文字や写真の色が沈みにくいので、印刷用途全般におすすめ出来ます。

  •  
    コスモス

    落ち着いたトーンのピンク色で温かみを感じる色味です。イラストや文字の視認性も問題なく、目立つ色なのでインパクトの必要なチラシやパンフレットなどにおすすめです。

  •  

    少し暗めのピンク色です。温かみを感じる色ですが、色味が濃いので、写真などの印刷よりも、ペーパークラフトや手書きのPOP等に良さそうです。

  •  
    サーモン

    橙がかったサーモンピンク色です。色が濃いので印刷ではカラーが沈みます。折り紙などの手工芸の他、濃色を活かすために、顔料系のマーカーやインクを使う表現をすると目立ちそうな色です。

  •  
    しろ

    上質紙の白よりも白い白で、表面はよりなめらかな質感です。カラーが映える色なので、デザインにこだわりがある場合や高級な印象を出したい場合等に使われることが多いです。

おすすめの用途

ここでは、色上質紙におすすめの用途を紹介します。

どのような印刷物に色上質紙を使えばよいかわからない方は、ぜひ参考にしてください。

冊子の表紙

パンフレットやプログラムなど白紙に本文を印刷をする冊子の表紙には、厚口もしくは特厚口の色上質紙を使うことで、もらう人、使う人の印象が違います。

学校の文集

記念として大切に残しておきたい学校の文集には、クラスや学年のテーマカラーなど、思い出のカラーを使うのもおすすめです。

チラシ

チラシなどは文字だけの白黒印刷だと味気ない場合に色上質紙を使うことで、明るい印象を与えることができたり、手書きのフォントやイラストを使った温もり感のある表現も可能です。

チケット

モノクロ印刷で内容がシンプルになりがちなチケットは、選ぶ用紙の色で雰囲気を変えたり、視覚に訴えかけたりすることができます。

アンケート

集計作業に適していて、例えば、男性向け、女性向けで色を分けたりと白い紙には出来ない使い方が出来ます。

印刷する際の注意点

色上質紙は使いやすく魅力的な用紙ですが、印刷の際に注意しておきたいポイントがあります。

・濃色の用紙に印刷する場合

濃い青や赤などの用紙に印刷する場合は、用紙の色合いが透ける印刷用インクの特性上、どのような色を印刷しても色が用紙に馴染むような形となって可読性が損なわれることがあります。

色上質紙は淡い色のバリエーションが多いため、黒や青など濃い色を使う印刷の場合は心配いりませんが、念のためお気をつけください。

・用紙の色によって発色が違う

注意点のもう一つは、印刷に使用する用紙の色によって、元々の文字や写真などの印象が変わることです。基本的な印刷用インクのCMYKの中では、特に「Y(イエロー)」が用紙の影響を受けやすいです。

例えば、黄色を寒色系の用紙に印刷すると緑色っぽく、暖色系の用紙に印刷するとオレンジ色っぽくなります。
また、濃い色の用紙を使う場合には、黄色の文字やイラストは見えづらくなってしまいます。こうしたことから、色上質紙で黄色を活かした印刷を行う時には、「クリーム色」や「レモン色」の用紙を選ぶことをおすすめします。

おすすめ商品 Recommend

カテゴリ一覧