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学校でよく使われている紙

学校や塾で良く使う紙の用途とおすすめの紙

今回は、卒業・進級・入園入学シーズンに向けて学校で良く使う紙の用途をご紹介させていただきます。

学校では生徒や保護者向けに、大量の印刷物を作る機会が多くなているようです。文集や広報誌を作成したり、イベントの案内やプログラムなどを作ったりと、先生も役員さんも大忙しではないでしょうか。

実際、イベントや配布物を作るときに、どんな紙を使えば良いのか、わからない方も多いとの声を聞きますので参考にしていただけるようにご紹介できればと思います。

学校の机の上の紙

文集

本文用紙

学校の文集や、教育関係の冊子で使われる紙の定番の本文用紙は上質紙です。

さらさらしたナチュラルな質感で、印刷などの加工がしやすい上質紙は、45kg、55kg、70kg、90kg、110kg、135kg、180kgと7種類の厚さがありますが、冊子印刷で最も使用されている厚さは「70kg」になります。

冊子自体のページ数が多く嵩張るのを嫌う場合は、55kgの厚さを使用される方もいらっしゃいますが、裏写りの点を考えると70kgの厚さが丁度良いと思います。※70kgの厚さの用紙でも若干の裏写りはあります。

逆に90kgの厚さの用紙は、裏写りの面では、紙が厚くなる分目立たなくなり、耐久性も良く、頑丈な冊子という印象を与えることができますが、100ページを超えるような冊子だと嵩張ってしまい冊子自体が重くなってしまいます。

文集は、長期間にわたって繰り返し使用するものでもないことから、90kgの厚さではなく70kgの厚さが丁度良いと思います。

90kgの厚さの紙は長期間にわたって繰り返し使用するような、問題集などに使用すると使いやすいです。

上質紙70kg

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また、上質紙の他に「色上質紙」を使われる方も多くいらっしゃいます。

色がついている用紙ですので、上質紙よりも裏写りが気にならなく、保存性や印刷仕上がりも上質紙と遜色ありませんし、季節感を演出するのにも有効です。

上質紙の70kgに近い厚さは、色上質紙だと中厚口と厚口になりますが、中厚口は「66kg」、厚口は「78kg」で、中厚口の場合、やや裏写りが目立つので、色上質を使用される場合は、厚口をおすすめします。

色上質紙 厚口

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表紙

文集に使う表紙は色や模様が入っている紙を使用する場合が多く、それによって季節感や高級感を演出するのに用いられます。

文集の表紙の用紙の定番としては「レザック66」という模様の入った紙です。

レザック66は1966年に発売され、誰しもが一度は目にしたことのある、ファンシーペーパーの代名詞的な用紙で、エンボス(凸凹)のかかったカーフ(仔牛の革)風のテクスチャーが、高級感と暖かみを感じさせる用紙です。

エンボスがかかっていますが、凸凹加減は微細ですので、印刷仕上がりは良好です。

文集の表紙に最適な厚さは175kgを使われる方が一番多い印象で、一手薄い130kgだと若干頼りなく、215kgだとプリンターによっては印刷がしづらい場合があります。

レザック66

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またレザック66の他におすすめの紙が、本文のところでもご紹介した「色上質紙」になります。

色上質紙はレザック66のような「高級感」は出せませんが、「季節感」を出すのに適していますし、特厚口以上の厚さであれば、「しっかり感」は出すことが可能です。またコスト面でもレザック66などのファンシーぺーパーを使うよりも価格はお安く、表紙においても使いやすい用紙です。

色上質紙 特厚口

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色上質紙 超厚口

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プログラム・案内

卒業式、入学式で使うプログラムは、両面に印刷した一枚の紙を二つ折りにしたものが主流です。

手に持ちやすいように、ある程度厚みがあり、丈夫で、目に留まりやすいようなカラフルな用紙をが向いています。

文字の読みやすさも大切なので、黒字が読みやすいパステルカラーのような明るい色の紙を使うとよいでしょう。

おすすめの用紙としては、色上質紙の厚口や、紙そのものに独特の質感を持つ五感紙や季節感の出しやすいOKフェザーワルツなどがおすすめです。どちらも両面印刷ができるので、プログラム向きの紙です。

色上質紙 厚口

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五感紙

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OKフェザーワルツ

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テスト用紙・答案用紙

学校内で配布するプリントは、コピー用紙や更紙などを使用する場合が多く、テスト用紙を同じ用紙で使われる方もいらっしゃいますが、鉛筆での書き味、消しゴムの使用感を考えると、コピー用紙や更紙では頼りないように感じます。

そこで、テスト用紙・答案用紙でおすすめにする紙は上質紙の「90kg」です。

90kgの厚さがあれば、書き込みの際に、ガリガリとした感触が無く、消しゴムを使用する際も問題なく耐えることのできる厚さです。

70kgの厚さの場合は、ある程度の書き込みにも堪える厚さですが、やや裏写りが気になるのと、消しゴムを思いきりかけた場合、やや心許ないように思います。

また、低年齢向けに、頻繁に書いたり消したりする場合には、110kgの厚さでも良いと思います。

このくらい厚みがあれば消しゴムを思い切りかけても、さらに破れにくいので安心です。

上質紙 90kg

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上質紙 110kg

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画用紙

学校の図工、美術の時間に使う定番の紙は画用紙です。ただ水彩絵具を使って描いた作品が水でたわんでてシワシワになってしまった経験、誰しもがあるのではないでしょうか?授業だとしても、せっかく時間をかけて描いた作品がシワシワだったら、悲しい気持ちになりますよね。

そこでおすすめする紙が「マーメイド」という特殊紙です。スケッチブックなどにも使われている紙で、画用紙と比べて表面の強さがあるので、水彩絵具を使って描いても紙がたわみにくくシワシワになりにくい紙です。通常の画用紙と比べると、やや表面のザラ感はありますが、逆に紙の表情を豊かにしてくれる紙です。

マーメイド

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色画用紙

切ったり、折ったりして工作をしたり、イベントの飾りつけを作ったりと、色画用紙も学校生活には欠かせない紙の一つです。

色画用紙は英語で「construction paper」と言い、まさに「組み立てる紙」ですが、組み立てる際に色がたくさんあれば、作品や飾りつけが華やかになります。

そこでおすすめする紙が「TANT」という特殊紙です。

「TANT」はイタリア語で「たくさん」という意味で、200種類もの色数があるので、絵の具などで色を付けなくても、紙だけで多彩な表現が可能です。

TANT

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