梅雨の到来 紙を湿気から守る方法とは

もうすぐ梅雨の季節がやってきます。
湿度が高くなり、紙製品や重要な文書を保管する際には注意が必要です。弊社のような紙屋や印刷会社などでは紙の湿気対策をすることは、よく見る光景ですが、一般の方が、見かけることは少ないのではないでしょうか。
そこで今回は、梅雨の時期に湿気から紙を守る方法についてご紹介します。
乾燥剤を使う
紙製品を保管する箱や袋に乾燥剤を入れることで、湿気を吸収し、紙を保護することができます。
市販の乾燥剤を使うか、自作することもできます。
乾燥剤は100円ショップなのでも入手でき、湿気対策に非常に効果的なアイテムですので、ぜひ活用してみてください。
防湿シートで湿気から守る
長期間の保管や湿度が高い場合には、防湿シートを使用しましょう。
防湿シートは湿気を遮断し、紙を保護する効果があります。
こちらも100円ショップでも入手できます。またビニールシートやポリ袋などでも代用できます。
風通しの良い場所での保管
紙製品を保管する場所は、風通しの良い場所を選ぶようにしましょう。
湿気のこもりやすい場所や密閉された場所は避け、換気の良い場所を選びます。
また、紙を直接床や地面に置かず、棚や引き出しの中に収納することも大切です。
定期的な確認と取り扱い
梅雨の時期は湿度が高く、カビの発生リスクも高まります。
定期的に紙製品を確認し、湿気やカビの兆候があれば速やかに対処しましょう。
湿気やカビが見つかった場合には、乾いた場所に移して乾かしたり、必要に応じて専門家に相談することも重要です。
まとめ
上記のような対策を組み合わせることで、紙の湿気対策を行うことができます。
実際、一般的に紙の保存には湿度55~60%程度が好ましく、湿度が低すぎると紙が乾燥し反りや静電気による印刷機のフィーダートラブルのリスクが高まりますし、湿度が高すぎると紙が湿気を吸収して、カビや波うちの問題が生じる可能性がありと言われています。
梅雨の時期は特に湿気により、カビの発生や波うちが起きやすい季節ですので、紙製品や重要な文書を梅雨の時期に保管する際に、参考になれば幸いです。