仔山羊の皮しぼを表現したファンシーペーパー
キッド(仔山羊の革)風のテクスチャーが表現したエンボスペーパーです。
1975年に発売されて以降、黒透かし感のある模様とシープスキンのような柔らかな風合いは高級感と温もりのある印象で人々を魅了し続けてきました。
レザーライクという意味の合成語であるレザックシリーズの中では、2番目に古い銘柄で、レザック66同様、格式があって安心感のある用紙です。
両面共に、皮しぼ模様で表面にエンボスが加工されており、また90kgから175kgの3斤量展開しているので、見積書や契約書などの表紙の他、冊子の遊び紙から、メニュー表、ペーパークラフトや撮影のバックグラウンドなどにもおすすめです。
- 厚さ
- 130kg (約0.17mm)
- 色
- 全15色展開
プルダウンにてお選びください。
白、古染、空、淡鼠、銀鼠
クリーム、桃、藤、オリーブ、濃茶
緑、赤、紫、黄、黒
- 改廃情報
- 2021年2月廃色
黄土、朱、茶、鼠
- 配合表記
- ECFパルプ配合
※ECFパルプは、今までの分子状塩素によるパルプの漂白をダイオキシン発生のおそれが少ない二酸化塩素やオゾンなどに替えて漂白したパルプのことです。
環境負荷が少ないためエコパルプとも呼ばれています。
- 印刷適性
-
インクジェットプリンタ:△
写真や小さな文字は潰れる可能性があり、やや滲む傾向があります。
レーザープリンタ:△
写真は鮮明に再現されません。紙が厚くなるにつれて型押模様が深くなるので定着できなかったトナーが汚れにつながる可能性があります。
裏面は平らですのでトナーの定着は良いです。
- 印刷の注意点
- 特殊紙・ファンシーペーパーは、基本的にインクジェットプリンタやレーザープリンタ出力を想定した設計はされていません。
ただし、それぞれのプリンタで出力できる紙があります。
プリンタの機種やインクの量、紙厚、連続給紙枚数、温度・湿度等の室内環境など、いろんな条件の組み合わせで、うまく出力できない場合があります。
あくまでも目安としてお考えいただき、ご使用の際は必ずテストプリントを行い、ご自身の責任の範囲でご利用いただけますようお願い申し上げます。
レザック75の特徴
レザー調の型押しをした紙で色数は15種類,厚さは3種類
レザック75はレザー調のエンボス(型押し)模様の入っている紙で「ファンシーペーパー」や「特殊紙」などと呼ばれます。
ファンシーペーパーや特殊紙に明確な定義はありませんが、上質紙などの平滑な印刷用紙とは違い、何か特徴がある紙の総称です。
キッド(仔山羊の革)風のテクスチャーが高級感と暖かみを感じさせる紙で色数は15種類、厚さは3種類の展開しています。
用途に応じてカラーや厚さを選ぶことができるので、私たちの身近なところでも使われています。
また、1975年発売で特殊紙、ファンシーペーパーの類の中でも歴史のある紙なので、高級感や暖かみの長所の他にも、安定した品質と供給ができる紙として印刷所やデザイナーに認知されている紙です。
135kgの厚みは0.17mm
135kgの厚さはクオカードやJRの特急券と同じくらいの厚さで、レザック75の中では真ん中の厚さです。
用途としては表紙や、チケット、掲示物やPOPなどあまり嵩張らせたくないけど少し強度も欲しいような用途に使われることが多いです。
色について
レザック75は15色のカラーバリエーションではっきりした色合いの濃色と落ち着いた色合いの淡色の2系統で展開しています。
濃色系統は赤、黄、緑、紫、濃茶、黒の6種類。淡色系統は白、淡鼠、銀鼠、桃、オリーブ、空、藤、クリーム、古染の9種類です。
濃色は視認しやすい色で、力強い印象を与えてくれるような色で、高級感を演出したい用途に向いています。
淡色は柔らかな色で落ち着きを与えてくれるような色でナチュラル感を演出したい用途に向いています。
下記に主観が入りますが、お問い合わせの多い「レザー感のある色」と「POP」でおすすめのカラーをまとめています。
レザー感のある色
薄い色よりも濃い色の方が本物の革っぽさがあります。
クリーム、古染、濃茶、黒
ペーパークラフトやタグ、などに使われることが多いです。
POPでおすすめな色
少し個性のある色
黄、緑、紫、黒
印字には向かない色ですが、手書きであれば、白の顔料マーカーを使用することで視認性が良くなります。
落ち着いた色
白、クリーム
印刷でPOPを作るなら、色が変わりにくい淡いカラーがおすすめ。
印刷について
凹凸のあるエンボスペーパーですが、インクジェット、レーザープリンタともに印字可能です。
但し、凸凹のある用紙ですので、小さな文字や写真などはきれいに再現できない可能性があります。
また、紙厚が厚くなるほど、表面の凸凹が深くなる傾向があります。
ご注意事項
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