なめらかな表面と自然な風合いを持つ白色の紙
上質紙はバージンパルプ(化学パルプ100%)で製造されています。
専用紙ではありませんが、レーザー、インクジェットでも使用可能で汎用性の高い紙です。
表面に何も塗布されていないので、鉛筆やボールペンなどで筆記した際、書きやすくインクも乾きやすいのが特徴です。
- 厚さ
- 135kg (約0.18mm)
- 印刷適性
- インクジェットプリンタ:〇
インクの乗りは良好で、印刷しやすいです。
レーザープリンタ:〇
トナーの乗りは良いですが、紙厚がやや厚いのでお使いのプリンターの仕様をご確認下さい。
連続印刷される際は、トナーを定着させる熱が奪われることがあるので、プリンターに厚紙設定がある場合、設定していただくと、トナーが定着しやすくなります。
- 注意事項
- 上質紙は、基本的にインクジェットプリンタやレーザープリンタ出力を想定した専用紙ではありません。
ただし、それぞれのプリンタで出力できる紙ではあります。
プリンタの機種やインクの量、紙厚、連続給紙枚数、温度・湿度等の室内環境など、いろんな条件の組み合わせで、うまく出力できない場合があります。
あくまでも目安としてお考えいただき、ご使用の際は必ずテストプリントを行い、ご自身の責任の範囲でご利用いただけますようお願い申し上げます。
また、モニターの発色の具合によって実際のものと色が異なる場合がございます。ご了承ください。
上質紙の特徴
「バージンパルプ100%」の「非塗工」の紙
上質紙は表面に印刷用のコーティングが施されていないため、表面はパルプが露出しているので平滑度はやや低く、触るとわずかにパルプの凸凹が感じられサラサラとしています。
(コート紙の様に平滑度が高くありませんので、印刷仕上がりの彩度は、コート紙やマットコート紙などの塗工処理を施された紙と比較するとどうしても落ちます。)
インクジェットプリンターやレーザープリンターの印字をきれいに再現することができます。
インキが乗った部分がフラットで、かつ発色を抑えた仕上がりとなりますので、落ち着いたイメージを醸し出すことができるかと思います。
ベースペーパーの紙表面にコーティングを施していない、非塗工処理なので、紙鉛筆やサインペン、ボールペンなどで書いた場合にインキが乾きやすく、筆記性に優れています。
テスト用紙やノートをはじめページ数の多い冊子の本文(写真等があまり多くない)など、筆記を伴う用途に使う場合が多く、私たちの日常生活の中で最も目にする機会の多い紙の一つです。
パルプ比率が高いので、コーティングを施した用紙に比べると紙にコシがあり、強度も高いところが特徴です。
上質紙の厚さは45kgから180kgまでの7種類
一番薄い45kgが厚さおよそ0.07mm、一番厚い180kgがおよそ0.25mm。4/6判では、その他にも55kg・70kg・90kg・110kg・135kgがあり、用途に合わせて使い分けることが可能です。
135kgの厚みは0.18mm
135kgはコピー用紙の2倍程の厚さです。筆記性に優れ、手触りも良く、重厚感を出したい印刷用紙としても幅広くご利用いただけます。
パンフレットやカタログ、表紙、POP、式次第、厚手のポスターなどに良く使われています。
A4サイズは、最もよく使われる用紙の大きさの一つ
A4サイズとは
A4サイズは、コピー用紙の標準規格であるため、もっとも知られたサイズといえます。
そのため、学校でのプリントや企業の書類としてもよく使用されています。
そもそもA版(A0サイズ)は、ドイツの物理学者のオズワルド氏によって提案されたドイツ規格で、そのサイズを日本や各国が採用しました。
現在では、国際規格サイズとなっており、面積が1平方メートルの長方形がA0(1.189mmX841mm)となっています。
どこまでも半分にしても同じ形になる為、無駄が無く効率的です。
A4は、A0を4回折ったサイズで、横が210mmで、縦が297mmになります。
身の回りのA4サイズ
身の回りのA4サイズとしては、コピー用紙、ノート、企画書や報告書、履歴書、カレンダーなど様々な場面で使われていて、クリアファイル、バインダー、レターケースなどの文房具品も充実しています。 そのため、本棚やカバン、ランドセルなどA4を意識して作られることも多くなっています。
また、ビジネスシーンで資料などとして用いられる書類もほとんどがA4サイズです。 それら資料や書類をを入れるためのファイルも、必然的にA4が最もよく使われるサイズになっています。
ほかにもホットぺッパーやタウンワーク、車検証など身近にある物に使われています。
上質紙と色上質紙の白色の違い
元々、白色の用紙の上質紙ですが、よく「色上質紙の白とは何が違うのか」とお問い合わせを受けることがあります。
そもそも、上質紙と色上質紙は、紙を作る際のパルプの配合率や製法が異なります。その為に、紙に触った際の質感などが異なります。
上質紙は滑らかな印象に対し、色上質紙の方が上質紙と比べると、ややざらっとした質感でしっかりしている印象です。
また、色については上質紙に比べて、色上質紙の方が蛍光染料を使用している為、白色度が高く、より白いのは色上質紙です。
上質紙と色上質紙の使い分け
アンケート用紙やプリント、お知らせなどのチラシのようなものを白い紙に単純に印刷するのであれば、上質紙の紙質が滑らかな分、使いやすいように感じます。
より白い紙で、上質紙を使用するよりもほんの少し高級感を出したい場合や印刷するデータのイラストや写真、デザインにこだわっていて、カラーをよりハッキリと見せたいなど、この2種類の用紙で迷われている場合は色上質紙をオススメします。
同じ白い用紙で似た質感なので、好みとこだわりがあるかどうかで使い分けするのが良いと思います。(実際、並べてはじめて違いがわかるレベルです。)
135kgに近い厚さの色上質紙は下記の画像リンクからどうぞ。
色上質紙 特厚口
中厚口や厚口よりも厚く、しっかりとした厚みの感じられる紙なので、見積書や冊子の表紙やパンフレット、会社案内、POPやサービス券等に使われることが多いです。
また、厚みがあるので裏写りが気になる場合は、特厚口の厚さがおすすめです。
A6、A5、A4、A3、B5、B4サイズで展開。また指定サイズへのカットも可能ですのでお気軽にお問合せ下さい。
ご注意事項
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