紙問屋直営の紙の専門店
商品情報 Information
上質紙の特徴
「バージンパルプ100%」の「非塗工」の紙
上質紙は表面に印刷用のコーティングが施されていないため、表面はパルプが露出しているので平滑度はやや低く、触るとわずかにパルプの凸凹が感じられサラサラとしています。
（コート紙の様に平滑度が高くありませんので、印刷仕上がりの彩度は、コート紙やマットコート紙などの塗工処理を施された紙と比較するとどうしても落ちます。）
インクジェットプリンターやレーザープリンターの印字をきれいに再現することができます。
インキが乗った部分がフラットで、かつ発色を抑えた仕上がりとなりますので、落ち着いたイメージを醸し出すことができるかと思います。
ベースペーパーの紙表面にコーティングを施していない、非塗工処理なので、紙鉛筆やサインペン、ボールペンなどで書いた場合にインキが乾きやすく、筆記性に優れています。
テスト用紙やノートをはじめページ数の多い冊子の本文（写真等があまり多くない）など、筆記を伴う用途に使う場合が多く、私たちの日常生活の中で最も目にする機会の多い紙の一つです。
パルプ比率が高いので、コーティングを施した用紙に比べると紙にコシがあり、強度も高いところが特徴です。
上質紙の厚さは45kgから180kgまでの7種類
一番薄い45kgが厚さおよそ0.07mm、一番厚い180kgがおよそ0.25mm。4/6判では、その他にも55kg・70kg・90kg・110kg・135kgがあり、用途に合わせて使い分けることが可能です。
55kgの厚みは0.08mm
55kgの厚さは一般的なコピー用紙より僅かに薄い厚さです。
ページ数の多い冊子の本文用紙、チラシや取扱説明書などに良く使われています。
書籍や冊子の印刷にも使いやすい四六判
四六判とは
四六判のサイズは「788mmx1091mm」です。B列本判と似たサイズ感で、B4やB5サイズなどB列規格の印刷物に対応します。
イギリスの「クラウン判」という紙の規格を元にしたサイズで、明治時代に日本に取り入れられました。
日本で古くから使われていた「美濃判」(273mm×394mm)がちょうど８枚に断裁でき、B列との親和性が高く日本では早くから定着しました。
上質紙とコピー用紙の違い
上質紙は化学パルプを100％使用した用紙
上質紙は化学パルプを100％使用した用紙の事で、コピー用紙は化学パルプを使ったものや、古紙を配合したものなど様々な種類があります。
上質紙とコピー用紙の違い
| 文字印刷 |
|
|
| 画像印刷 |
・インクジェットや写真印刷などはインク滲みに注意 |
|
| 表面強度 |
|
|
| 筆記適正 |
・薄物は油性マーカーに注意必要 |
・油性・水性マーカーを使用時裏抜けする |
| 厚さ |
|
|
コピー用紙は安価で入手しやすい用紙ですが、あくまでもコピー機で文字を印刷する際に適した用紙です。
汎用性や品質の高さを求める場合は上質紙の方が使用しやすいです。
ブログ
↓↓↓ 上質紙の解説ブログもチェック ↓↓↓
非加工紙とは、表面に特別な処理が施されていない紙を指します。
これにより、インクジェットプリンターやレーザープリンターのどちらでも使用できるという利点があります。
また、筆記性に優れているため、メモやマーキングに適しています。
一方で、非加工紙であることによるデメリットも存在します。
例えば、表面加工がされていないため、発色やインクのにじみ防止においては加工紙に劣ります。
ご注意事項 Notice
関連カテゴリ Category
よくある質問と回答 FAQ
上質紙の厚さについて教えてください。
上質紙の厚さは7種類あり、連量、坪量、紙厚で表します。
上質紙の厚さは下記の表の通りです。
| 連量 | 45kg | 55kg | 70kg | 90kg | 110kg | 135kg | 180kg |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 坪量 | 52.3g/㎡ | 64.0g/㎡ | 81.4g/㎡ | 104.7g/㎡ | 127.9g/㎡ | 157.0g/㎡ | 209.3g/㎡ |
| 紙厚 | 約0.07mm | 約0.08mm | 約0.10mm | 約0.12mm | 約0.15mm | 約0.18mm | 約0.24mm |
カラー印刷はできますか？
カラー印刷は可能ですが注意点があります。
上質紙へのカラー印刷は、インクジェットプリンタやレーザープリンタで印刷可能です。
ただし、コート紙のような塗工（紙の表面のコーティング）をしているわけではないので、色が沈んでしまう、よく言えば落ち着いた感じに出力されます。
インクジェットプリンタ、レーザープリンタでの色の再現性はレーザープリンタの方が良いです。
レーザープリンタは、トナーが紙の上に乗るので、インクジェットプリンタよりも発色が良いです。
紙が厚くトナーの乗りが悪い場合はプリンタの厚紙設定をしていただくことで、きれいに出力されます。
上質紙とコピー用紙は違いますか？
上質紙とPPC用紙はどちらも非塗工紙（コートされていない紙）ですが、用途や加工の違いがあります。
「印刷や加工用途」なら上質紙、「コピーやプリント用途」ならPPC用紙が適しています。
また「品質や厚みを重視」するなら上質紙、「安価で大量に使うなら」PPC用紙を選ぶのもポイントの一つです。
| 項目 | 上質紙 | コピー用紙 |
|---|---|---|
| 紙質 | なめらかで均一 | ややザラザラした手触り |
| 表面の加工 | 特になし（一般的な非塗工紙） | 複合機やコピー機用に最適化 |
| 白色度 | 70～90％程度（銘柄による） | 70～92％程度（一般的なコピー用紙は上質紙より白いものが多い） |
| 紙厚 | 45kg(約0.07mm)から180kg(約0.24mm)の7種類の厚さ | 0.08mm程度 |
| 吸水性 | にじみにくい(普通) | にじみやすい(コピー機・レーザープリンター向けに調整) |
| 用途 | 印刷や加工 | コピーやプリント |
| 特徴 | なめらかでや印刷適性や筆記性が高く、コピーや印刷物によく使われる。 厚みも選べるため、用途に応じて使い分け可能。 |
ザラザラした手触り、しっかりとした厚みがある。 絵画や工作に最適。 |
希望のサイズに用紙をカットしていただけますか？
印刷用紙であれば断裁可能です。
規格サイズだけではなく、ご希望のサイズにミリ単位で断裁加工いたします。
当店では、全紙と呼ばれる大きいサイズの紙から、規格サイズに断裁をして商品を出荷しております。
基本的には4/6判(788mmX1091mm)サイズの紙から、1辺100mmまでの間のサイズであれば、1mm刻みのご指定で断裁加工が可能です。
商品に加えて、こちらの「断裁加工料金」をカートに入れていただき、備考欄に希望サイズを書くだけで簡単にオーダーメイド紙が注文できます。
紙問屋直営の紙の専門店