大正13年創業紙問屋直営の紙の専門店

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持続可能な社会のための「紙」を使いませんか?

昨今、地球温暖化や工場などによる水質汚染・大気汚染などで人や動物、植物などに影響を及ぼすようになって来ており環境問題が深刻化しています。

身近にある紙を「環境にやさしい紙」へ置き換えること、プラスチック製品を紙製品に変えてみることなど、少しずつ環境問題への問題解決に取り組んでみませんか? 私たちはひとりひとりの意識の変化がこれからの未来を変えていけると考えています。

SDGs関連商品一覧 

SDGs(エスディージーズ)って、聞いたことありますか?

Sustainable Development Goals chart

SDGsとは、「Sustainable Development Goals サステナブル デベロップメント ゴールズ (持続可能な開発目標)」の略称のこと。

2015年9月、国連本部において日本を含む193の加盟国の合意のもと、2016年から2030年までの長期目標として採択され、17の目標、169のターゲットが掲げられています。

中には「つくる責任 つかう責任」「陸の豊かさも守ろう 」など、持続可能な消費と生産のパターンを確保を目的としたものや「保全や再植林を含む持続可能な森林経営を推進するため、あらゆるレベルの供給源から、持続可能な森林経営のための資金の調達と開発途上国への十分なインセンティブ付与のための相当量の資源を動員する」など、さらに具体的な169のターゲットが掲げられています。

SDGsは誰一人取り残さない(No one will be left behind)世界の実現を理念としており、国はもちろんのこと、人材・技術・資金を持つ企業による貢献が期待されています。

日本では2016年に「SDGs推進本部」の設置が閣議決定され、政府主導によるアクションプランが取りまとめられました。

かつて森林破壊の原因のひとつと言われた製紙業

熱帯雨林の伐採

紙の主な原料は木です。「紙は木から作られる」ことに加え「世界的に森林、特に熱帯雨林が減少している」というニュースを目にすることが多いことから、この二つの事柄を結び付けて「紙を使うと森林破壊に繋がる」と誤解をされてきました。

元々、熱帯雨林など森林の減少の要因は農地などの開発や製材産業がその主体で、製紙業は逆に積極的に植林し計画的な森林経営を行っています。

現在では「製紙会社は持続可能な森林経営を行っている森林から得られる木材のみを使用している」「枯渇するリスクのある地下資源よりも再生可能な森林資源を活用したほうが持続可能な社会の実現へ繋がる」といったことが認知されつつあります。

しかし、日本における消費者の認知度はまだ十分に高いとは言えません。これからは持続可能な消費のあり方が、より当たり前のこととして社会に定着するように活動していくことが必要となっています。

持続可能な社会のために紙ができること

様々な環境配慮型の紙

紙の主な原料である木は成長する過程で二酸化炭素を吸収し、温室効果ガスの削減に寄与していることが知られています。
光合成で吸収された炭素は木の内部に固定化され、その繊維は紙の原料になります。紙は自然の恵みを効率的に利用すると同時に、地球環境と結びつきながら作られています。

紙は私たちのもとで使用され、その後は古紙として回収、再び紙に戻ります。つまり紙はサスティナブル(持続可能)であると同時に循環型素材だということができます

近年、地球温暖化に伴う気候変動、水や資源の濫用、廃棄物や化学物質による汚染、マイクロプラスチックによる海洋汚染など、深刻な状況になりつつあります。

こうした中で、紙を効果的に使い、リサイクルすることが、温暖化や、廃棄物、海洋汚染などの諸問題に対する一助となるものと考えています。

個人、法人問わず、取り組みを大きく変えなくても、例えば使用する紙を変えるだけで、環境やSDGsの貢献へとつながります。

再生紙

再生紙マーク

日本では和紙を使った再生紙作りがおよそ1000年以上も前から行われています。
江戸時代にも浅草紙(江戸時代のトイレットペーパー)などとよばれる古紙が生活の中で利用されていました。古新聞や古雑誌などの古紙をほぐして繊維状にしたものをすき直して作った用紙です。

資源や環境問題に少なからず貢献できる事から、近年は国や官公庁からも再生紙の使用が推奨されており、現在の日本の古紙回収率は79.5%、古紙利用率は64.4%と世界トップクラスの水準となっています(2019年)。

日本は、国土面積が狭いという特徴に加え古紙回収システムが整備されている事から利用率・回収率は世界的にも高く、これら古紙の主な使用用途は、段ボール、板紙、新聞、ティッシュペーパー、コミック誌など様々な用途に使われています。

最近は一部の印刷用紙でも古紙が配合されるようになっており、古紙がわずかでも混じっていれば「再生紙」と定義されるため、古紙配合率が1~100%の商品があります。(リサイクル率の高い日本では古紙配合率が70%を超えている物が少なくありません。)
用紙の用途に応じて配合率を変えているため、製品によって古紙配合率が紙によって異なります。

FSC®森林認証紙

FSC森林認証マーク

FSC®(Forest Stewardship Council®:森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体です。森林認証紙とは、適切に管理されていると認証された森林資源を活用した紙のことです。

森林認証制度とは、永続的に森林環境をまもるために「環境保全の観点から見て適切であること」、「社会的な利益に適っていること」、「経済も継続可能であること」、「責任ある管理が行われている森林であること」などを、各国・各地域の事情を尊重しながら、より普遍的な価値観に基ついて「持続可能な森林経営」が正しく行われていることを世界的な厳しい基準で審査していく制度です。

厳しい審査に通過した森林や木材・木材製品にはFSC森林認証のマークをつけることができ環境に配慮した製品であるとの証明となります。エンドユーザーとなる消費者は、このFSCマークの入った製品を購入することで、適切な森林管理を行っている林業者を支援し、世界の森林保全を応援できるだけではなく、「地球環境を考えた木材製品を選びます!」という意思表示にもなるのです。

森林認証紙は、企業のCSR活動や各企業の環境報告書やIR報告書で使用されています。

PEFC森林認証紙

PEFC森林認証マーク

各国にある森林認証を、貿易上、相互に認め合うための仕組みがPEFC認証です。
2000年ごろから世界中に波及して、今では149ヶ国が支持する制度になっています。

世界統一の規格や基準は設けておらず、国別で決められた審査基準を加盟国家内で相互認証する仕組みです。

木材以外の植物で作られた紙

非木材紙とは、木材以外の植物や農産副産物を原料として作られた紙のことです。

木材と比較すると成長が早いため、二酸化炭素の吸収固定に優れている点や従来、廃棄物であったものを再利用することで木材資源の代替えとなることから環境の保全に役立っています。つまり、非木材資源は貴重な森林資源を守りながら紙の生産と消費の環境を助ける経済的な資源です

バガス

さとうきびから、砂糖を作るためにショ糖を圧搾した残りの繊維の部分を「バガス」といいます。さとうきびは世界70カ国以上で栽培されており、製糖工場からの副産物を利用するため、集荷・運搬のコストが少なく済むという利点があります。

竹は、イネ科イネ亜科に属する多年生植物です。タケには、地下茎を有し、地下茎から地上稈が散生する温帯性の竹と、地下茎がなく株立ち状になって育ち、地下稈が群がって生える熱帯性のバンブー、そしてその両方の性質を持った笹があります。栽培竹林は筍を採るためにありますが、竹林を保全するためには間引きが必要で、この間引きしたタケが利用資源になります。

コットンリンター

コットン(綿)はアオイ科ワタ属の1年草です。現在世界各地の温帯で繊維植物として栽培されています。生長すると30~60cmくらいになり、コットン(綿)はその繊維が衣料用に使用され、種は搾って綿実油としてマーガリンや石鹸の原料になります。種を搾る時に種に付いているもので、繊維の長いものをコットンリント、短いものをコットンリンターと言い、この内コットンリンターが製紙原料に利用されます。

間伐材紙

間伐材使用マーク

間伐材紙とは、植林された森林の健全な育成のために伐採された「間伐材」を原料として活用した紙の総称です。

森林の木々が成長して森林内が過密になってくると、日光が地表まで届きにくくなります。この状態では木々が健全に成長することは難しくなります。そこで、森林内の木々の一部を伐採することで森林全体を健全な状態に保つための作業を行います。これを間伐といい、その際に伐採された木材を「間伐材」と呼びます。

適切に間伐を行い管理された森林は、太い幹としっかりした枝によって二酸化炭素を多量に吸収し、地球温暖化防止にも役立ちます。森林の健全な育成を支援する間伐材紙は、新しい環境循環型社会に寄与するエコロジーペーパーです。

紙にまつわるその他の取り組み

グリーン購入法

2000年4月に施工された法律で、国などの機関にグリーン購入を義務つけると共に地方公共団体や事業者・国民にもグリーン購入に努めることを求めています。

グリーン購入とは製品やサービスを購入する際に、環境を考慮して必要性を良く考え、環境への負担ができるだけ少ない物を選んで購入することです。

グリーン購入は、消費生活など購入者自身の活動を環境に優しいものにするだけでなく供給側の企業に環境負担の少ない製品開発を促すことで経済活動全体を変えていく可能性を持っています。折しも、国際社会では、2015年の国連サミットにおいて「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択され、持続可能な開発目標(SDGs)の一つに持続可能な消費と生産形態の確保が盛り込まれました。これを受け、国はターゲット12.73を実現する施策としてグリーン購入の促進を掲げ、国等の特定調達物品等の調達率を指標として用いることとしており、持続可能な社会を構築する手段の一つとして、グリーン購入の重要性が再認識されています。

印刷用紙(カラーを除く)におけるグリーン購入法は以下のようになっています。

  1. 古紙パルプ配合率が70%以上であること。
  2. バージンパルプが使用される場合にあっては、その材料の原木は伐採にあたって原木の生産された国、又は地域における森林に関する法令に照らして、手続きが適切になされたものであること。
    但し間伐材により製造されたバージンパルプ及び合板・製材工場から発生する端材・林地残材・小径木等の再生資源より製造されたバージンパルプには適用しない。
  3. 塗工されていないものについては、白色度70%程度以上であること。
  4. 塗工されているものについては、塗工量が両面で30g/㎜以下であること。
  5. 再生利用しにくい加工が施されていないこと。

無塩素漂白パルプ

木材パルプにする際の漂白方法として、環境への影響を配慮し塩素を使わない「無塩素漂白」という方法があります。その工程を経て作られた紙を無塩素漂白パルプ紙といいます。無塩素漂白パルプ紙には以下の2種類があります。

  • ECF(Elemental ch lorineFree)

    塩素そのものを使わずに、二酸化塩素など塩素元素の入った漂白剤を使用する方法。

  • TCF(TotalChlorineFree)

    パルプ漂白に塩素や塩素元素の入った漂白剤を一切使用しない方法。

プラスチック製品を紙製品に変えてみる

プラスチックごみ問題

現在、プラスチックの使用量が増え続けた結果、適切に処理されずに、自然環境に流出してしまうプラスチックごみ問題が起きています。その中で、海洋プラスチックごみ問題は特に深刻で、年間800万トンものごみが河川を経由して海に流出しており、現在、1.5億トンのプラスチックごみが海中に蓄積されていると言われています。そのためウミガメやアザラシなど700種もの生物が傷つけられ、亡くなっており、その原因となるごみの92%をプラスチックごみが占めています。日本は全世界でプラスチック生産量が第3位、使用量はアメリカに次いで第2位であり、この問題に対して国際的責任を持たなければいけません。そこで最近、プラスチック削減のためにさまざまな解決策が挙げられています。

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