自社印刷でコスト削減!紙で作る社内報のメリットとは

社内報は、企業理念や社内の最新情報を伝える重要なツールです。
近年ではWeb版の社内報も増えていますが、紙の社内報なは独自の魅力があります。
今回は、自社で社内報を制作するメリットと、印刷物の仕上がりを左右する用紙選びのポイントをご紹介します。
自社制作のメリット
社内報を自社で制作することで、コストを抑えるだけでなく、社内報の質を高めることにもつながります。
特に中小企業にとっては、コスト面でも大きなメリットがあります。
外部に依頼した場合、1ページあたりの制作費用は、原稿作成やデザインで数万円、さらに撮影や取材、印刷まで含めると、1ページあたり15万~30万円になるこも珍しくありません。
一方で、自社制作なら以下のような多くのメリットがあります。
1.企業文化がしっかり反映される
自社で作ることで、自社の価値観や文化を自然に取り入れた社内報を作成できます。
外部に伝わりにくいニュアンスも、社内だからこそ形にしやすくなります。
2.スムーズなコミュニケーション
制作過程で社内の関係者と直接やり取りできるので、細かい調整や確認がスピーディーです。
外部とのやりとりにかかる手間や時間も大幅に減らせます。
3.ノウハウが蓄積できる
1回作って終わりではなく、社内でノウハウを蓄積することで、次回以降の制作がどんどんスムーズになります。
改善点も社内で共有しやすくなります。
4.テンプレート活用で負担軽減
デザインテンプレートを活用すれば、毎号のデザインに悩む時間も短縮できます。
内容のブラッシュアップに集中できるのも、自社制作の強みです。
社内報におすすめの用紙と特徴
社内報を紙で作る場合、用紙選びも重要なポイントです。紙の種類によって、印刷物の印象や読みやすさが大きく変わります。
社内報担当者として、ぜひ押さえておきたい3種類の用紙をご紹介します。
1.上質紙

【特徴】
表面が滑らかで、文字が読みやすいのが特徴です。
クセがなく、幅広い用途で使われています。
【こんな社内報に】
・文字中心の社内報
・コストを抑えつつ、読みやすさを重視したい場合
【メリット】
・コストパフォーマンスに優れている
・標準的な印刷品質で、安心して使える
2.コート紙

【特徴】
光沢感があり、カラー写真やイラストが鮮やかに再現されます。
【こんな社内報に】
・写真やビジュアルを多く使う号
・表紙や特集ページを目立たせたい場合
【メリット】
・視覚的に華やかで、高級感がある
・カラー写真やイラストがきれいに仕上がる
3. マット紙

【特徴】
表面の光沢を抑えた落ち着いた質感が特徴です。
反射が少なく、読みやすさを重視したい場合におすすめ。
【こんな社内報に】
・文章が多めで、じっくり読ませる記事が中心の号
・目に優しく、読みやすさを優先したい場合
【メリット】
・目が疲れにくく、長時間読んでもストレスが少ない
・上品で落ち着いた仕上がりになる
紙の社内報ならではのメリット
デジタル化が進む中でも、紙の社内報にはデジタルにはない強みがあります。
社内報担当者の皆さまには、ぜひ以下のポイントを活かして、紙ならではの魅力を最大限引き出していただきたいです。
1. 集中して読んでもらえる
スマホやPCと違い、目の前の紙だけに集中してもらえるので、情報がしっかり伝わります。
またデジタルコンテンツでは、他のWebページやアプリに気を取られることがありますが、紙ではそのようなことが少なく、情報が確実に伝わります。
2. デジタル環境がない社員にも届けられる
現場作業中心の社員など、PCやスマホを持たない社員にも確実に情報を届けられるのは、紙の強みです。
3. 家族との共有も可能
紙の社内報は家庭に持ち帰ることもでき、社員のご家族にも会社のことを知ってもらえるきっかけになります。
ご家族に企業の情報を伝えることができ、企業の理解度や親近感を高める助けになります。
4. 社外へのPRにも活用
取引先や採用候補者に紙の社内報を手渡しすることで、企業の最新情報や理念を広く伝えることができ、ビジネスの信頼性やブランドの認知度を向上させることができます。
5. 保存性が高く、いつでも参照できる
デジタルデータと違い、紙ならすぐ手に取って確認できます。
保管方法によっては、後から見返したいときにも便利です。
6. 深い理解を促進
理念や企業方針など、じっくり読んで理解してほしい内容は、紙のほうが適しています。
目の負担が少なく、記憶にも残りやすいという研究結果もあります。
7. 視覚的なインパクト
紙の質感やデザインを工夫することで、特別感や高級感を演出できるのも紙ならではです。
紙質や加工にこだわることで、企業のイメージアップにもつながります。
社内報担当者の皆さまにとって、社内報は単なる情報ツールではなく、企業文化や理念を伝え、社内外とのコミュニケーションを深める重要な役割を担っています。
ぜひ自社制作のメリットや、紙ならではの魅力を活かして、貴社ならではの社内報づくりにお役立てください。