仕事場の湿気・対策で、不快な梅雨を乗り切ろう

梅雨の時期はいつも空気がジメジメしていて、洗濯物を干すにしても、お出掛けをするのにも常に空模様を気にかけなければならず、あまり良いイメージがありません。
高い気温や湿度に加え、雨で交通ダイヤが乱れたり、服や靴が濡れたり何かと不快なことも起こりやすい季節です。
ただ通勤をするだけでも、体力と気力が奪われてしまうことも少なくありません。
そんな梅雨の不快さを少しでもやわらげて、元気に乗り切っていくためにはどのような対策をすれば良いのでしょうか。
梅雨の時期の仕事で困ること
そこで、梅雨の時期に仕事をするにあたって、どのようなことに困ってしまうのか、解決策はあるのかどうか、今回は雨や湿気で作業や使用に困る事について見ていきます。
OA機器や印刷用紙に湿気による不具合
仕事をする上で、パソコンやコピー機などのOA機器、それに付随するコピー用紙などの消耗品は必須であり、そのパフォーマンスの高さが仕事のしやすさを左右するといっても過言ではありません。
OA機器は、基本的に高温多湿の環境がNGで、湿度が高すぎたり、温度が高すぎたりしてしまうと、トラブルを起こすことがあります。
特に複合機などはスキャナー部分などガラス面が多く使われているため、特に結露が発生しやすいと言われています。
これは、外気と複合機の内部との温度差が生まれやすいためです。
夏場は特に冷房に近くなどで使用すると結露が発生しやすくなるので注意が必要です。
また、オフィスで印刷に使うコピー用紙やラベルシートなども、湿気でヨレヨレになってしまう場合もあります。
紙においては湿度60%前後の環境が保管するのに、一番優れている環境を言われていて、湿気を過剰に含んだ紙に印刷すると、シワなどのトラブルが起きやすくなります。さらに、インクやトナーの転移が悪くなって、印刷効果を低下させるなど良いことはありません。
そこで紙の保管方法についてですが、床への直置きは厳禁です。
床は湿気が多いので、台を敷くなど床と紙との間に空間を設けるようにしてください。
良い台がないときは段ボール1枚でもだいぶ違います。
長期保管になるときは、時々入れ替えるか古いほうから使うなど工夫が必要です。
また、使いかけの紙は包装紙で包み直すか、開封口をきちんと閉じておくだけでも変化を遅らせることができます。
ノートや手帳もヨレヨレに
雨の日の通勤や通学で濡れてしまった手帳やノートを、そのまま自然乾燥などで放置しておいてしまうとくっついてしまったりヨレヨレに波打ってしまったりして凸凹になってしまいます。
新年や年度初めに変えた手帳やノートがシワシワ、ヨレヨレになってしまい使えなくなってしまうのも困りますよね。
そこで、前回のブログで紹介した「水に濡れても大丈夫なノート」が役に立ちます。
「水に濡れても大丈夫なノート」はポリプロピレンをベースにした合成素材の「YUPO」という紙を使用しているので、100%の防水・耐水性があります。
実際に水の中でも筆記することが可能です。また、水に濡れても、シワになったり、破れたりすることが無く、劣化することがありません。
水を弾いてしまうので、水性ボールペン、水性マーカー、蛍光ペンなどの筆記具では書くことができませんが、鉛筆やシャープペン、濡れていない環境であれば、油性ボールペンで書くことができるので、梅雨の雨、湿気対策におすすめできる商品です。
ノートだけじゃない!雨に濡れる困るもの!?
通勤や通学時の雨対策だけでなく、農業、林業、水産業、建築、工事現場など、いろんな業種で雨が降ることで大きな影響が及びます。
衣類や靴、メガネなど、身に着けるものであれば、防水スプレーや、通気性、冷感機能のインソールなど、前もって備えておくことで、ある程度防ぐことが出来そうですが、屋外で使用する印刷物やポスター、POP、工事の案内表示や図面など雨に濡れることで、本来の役割を果たせなくなってしまいます。
印刷物にラミネートをして、防ぐこともできますが、梅雨の時期の寒暖差が、湿気などですぐに劣化が進んでしまったり、書き込みをする用途の場合は使いづらくなってしまいます。
そこで、印刷物を撥水・耐水仕様に変えることで、梅雨の時期に屋外で使いづらかった印刷物やポスター、POP、工事の案内表示や図面などを使いやすくすることができます。
その名も「OKレインガード」。いかにも雨に強そうなネーミングですが、この紙の何が凄いところは、水を弾くけれど、鉛筆や油性ペンなどで文字が書け、これまでの撥水紙では困難だった、オフセット印刷も可能で、レーザープリンターにも対応しているところ。
オフィスで使用する機会の多いレーザープリンターで印刷ができるので、作業や現場に出かける前でも、すぐに出力、印刷ができますし、実際に屋外で使用するレジャー用品や建築現場、結露のしやすい冷凍冷蔵食品の包装紙、水に濡れて困るもので使われています。
また、大きめの案内表示や垂れ幕、横断幕などで使われている「タイベック」という紙もおすすめです。
タイベックとは、米国デュポン社が開発したポリエチレン100%の不織布の商品です。
特性として透湿性、耐水性、遮熱性、バリア性があり、しかも非常に軽くて丈夫なので、本来の用途としては建築資材(遮熱性、耐水性が求められる)、農業資材(雨水の浸透を防ぐ)、減菌包材などの医療用(強度があり菌をバリアする)、防護服(遮熱性、耐水性はもちろん、微粒子の有害ダスト遮断する。しかも軽く出丈夫)などで使われています。
タイベックは紙ではなく不織布です。
耐水性はもちろん強度があるので、大きめの印刷物や、体に身に着けるゼッケン、フェスなどで使用するリストバンドなどにおすすめです。