画用紙とケント紙の違いは?特徴・用途・選び方を解説!
目次
図工や美術の授業でもおなじみの「画用紙」。
一方で、ポスター制作やデザイン、漫画原稿などに使われる「ケント紙」。
どちらも“絵を描く紙”という点では同じですが、実はまったく性質が違う紙です。
この記事では、画用紙とケント紙の特徴の違い/用途/厚みの選び方を図や表を交えてわかりやすくまとめました。
画用紙とケント紙の違い
比較早見表
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特徴 |
画用紙 |
ケント紙 |
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表面 |
ザラザラ(凹凸あり) |
つるつる(平滑性が高い) |
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白色度 |
やや黄味がかった白色(銘柄による) |
真っ白(銘柄による) |
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にじみ |
あり(ぼかし表現が得意) |
少ない(シャープに描ける) |
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適した画材 |
鉛筆/クレヨン/水彩 |
ペン/マーカー/カラーインク/ポスターカラー |
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主な用途 |
図工・美術/水彩画/工作 |
デザイン/製図/ポスター/漫画原稿/ペーパークラフト |
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厚み種類 |
少ない |
商品により幅広い |
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価格帯 |
比較的安い |
やや高め |
表面の違い
紙を選ぶうえで最も大事なのが「表面の質感」。
この違いが 描き味・にじみ・仕上がり に大きく影響します。
以下は、画用紙・ケント紙・水彩紙の表面の画像です。

画用紙(凹凸あり)
画用紙は、表面に軽い凹凸があり、鉛筆やクレヨンがしっかり紙に乗ってくれる紙です。
▼ポイント
-
鉛筆・色鉛筆のノリが良い
-
筆圧による濃淡(明暗)がつけやすい
-
柔らかい仕上がりになる
▼向いている作業
デッサン・風景画・色塗り・学校の図工・工作など「表現の幅を広くとりたい」紙として万能です。
ケント紙(なめらかでツルツル)
ケント紙は、紙の表面がローラーでしっかり押し固められているためとてもツルツルで、凹凸がほとんどありません。
▼ポイント
ペンが引っかからずスルスル描ける
インクがにじみにくく線がシャープ
消しゴムをかけても毛羽立ちにくい
▼向いている作業
ポスターの文字・漫画原稿・イラスト線画・製図など「線をきれいに見せたい」作品に最適です。
画用紙とケント紙の厚みの選び方
画用紙の厚みの選び方
一般的な厚み:多くの画用紙は中厚口で、デッサンや水彩、コラージュなど、様々な表現に適しています。
薄めの画用紙:スケッチや練習用に適しています。
厚めの画用紙:絵の具の重みで紙が波打つのを防ぎたい場合に適しています。
一般的な厚み(参考値:B判換算105kg~131kg 126.5g/㎡~151g/㎡ )
最も使われている厚さで、デッサン/水彩/コラージュ/図工の授業など幅広い用途に対応します。
- バランスが良く扱いやすい
- 初心者〜上級者まで使いやすい
- 美術課題やコンテスト用作品づくりにも対応
薄めの画用紙(参考値:B判換算90kg 108.5g/㎡)
スケッチやアイデア出しなど、軽い用途に最適
- 消しゴムの往復にも強い
- ラフスケッチ・練習描きに向く
- コストを抑えてたくさん使いたいときに便利
授業で “たくさん描く” ときなど大量に使うのにおすすめ。
厚めの画用紙(参考値:B判換算187kg 225.3g/㎡)
水彩絵の具やアクリルなど、水を多く使う作品に
- たっぷり絵の具を使っても波打ちにくい
- コラージュや貼り絵など重ね作業に強い
- 完成作品向けの高品質な厚み
しっかりした作品作りをしたい人に最適
ケント紙の厚みの選び方
ケント紙は画用紙よりバリエーションが多く、用途に応じて厚さを選ぶことで仕上がりが大きく変わります。
製図やデザインに使う場合(4/6判換算 90kg〜160kg 104.7g/㎡~186.1g/㎡)
製図やデザイン、ペン画、漫画原稿のように「線の綺麗さ」が重要な場合は、薄〜中厚のケント紙が最適です。
- ペンが走りやすい、インクがにじみにくい
- 速描きにも強い
ペーパークラフトに使う場合
(4/6判換算 160kg~ 186.1g/㎡~ 厚さ0.20mm以上):
- 自立させたい大きな作品向き
(4/6判換算 90kg〜135kg 104.7g/㎡~157g/㎡ 厚さ0.20mm以下):
- 小さな作品や細かい加工向き
水彩画やアクリル画に使う場合(4/6判換算 180kg〜 209.4g/㎡~)
厚みがあるほど水分による波打ちを軽減できるため、水彩絵の具を使う場合は厚めを選ぶと安心です。
- 厚いほど波打ちしにくい
- 水貼りなどの作業がいらない場合もムラの少ない発色が得られる
- ムラの少ない発色が得られる
一般的な印刷・書類用途(180kg〜230kg)
賞状・台紙・名刺・案内カードなどに使われることが多い厚さです。
- 高級感が出る
- 折れに強く、長期の保管に最適
- 印刷映えする白さ
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図画用紙N
全国の学校の美術教材として広く活用されている「図画用紙N」。
その品質は、鉛筆やペン、水彩までさまざまな画材に対応し、生徒たちの創造性を最大限に引き出します。
教育現場での信頼性が、プロフェッショナルな用途にも応用される理由です。
白画用紙
学校馴染みのある8つ切サイズの「白画用紙」。
広々と描ける大きさでクレヨンや色鉛筆、絵の具など画材を選びません。また、学校で使用することの多いサイズですので図画の練習にもご使用いただけます。
B判 131kgという少し厚い紙を採用しているので、高級感があり、そのまま壁に掛けても様になります。
児童館等の団体で使用する際も、天綴じやリング綴じタイプではなく、1枚1枚バラバラに入っているので配布時も手間がかかりません。
北雪CoC(ケント紙)
雪のような白さと、幅広い連量バリエーションが特徴。
全8色からお選びいただけます。高白色のケント紙の代表的な用紙で、北雪ケントと呼ばれることもあります。
テクスチャーとしては表裏面ともにさらっとしていて、筆記性に優れているので記入することはもちろん、印刷用途や製図、デザイン用とにもよく使われている用紙です。
ケンラン(ケント紙)
色付きカード紙の定番で、「カラーケント」とも呼ばれます。
40色以上のカラー、7種類以上の厚みを取り揃えた「ケンラン(絢爛)」から名前が付きました。
通常カラーの他、より濃くはっきりした色展開の「ディープシリーズ」、紙の表面にキラキラ輝く加工を施した「キラシリーズ」があります。
表裏差もなく、マットな表面でツヤも感じられる質感です。薄手のものは名刺やショップカード、厚手のものは紙箱への加工など幅広くお使いいただけます。
バガスケントCoC(ケント紙)
バガスパルプ30%以上、古紙パルプ20%以上配合、FSC®森林認証紙、グリーン電力商品と環境への優しさが詰まっている非塗工印刷用紙です。
名刺やパンフレット、案内状など、エココンセプトが必要な時におすすめです。
バロンケント(ケント紙)
バロンケントの「バロン」は男爵のことで最高級ケント紙と呼ばれています。
多くの白いケント紙がある中、黄味の強いケント紙です。
印刷用紙というよりは画材として使われることの多い紙です。キメが細かい且つ発色も良く、細かい線まで綺麗に色が乗ります。
烏口、製図ペンによる線引きや水彩、ポスターカラー、マーカーなどの彩色にお使いいただくと、さらに仕上がりが鮮やかになります。
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