ケント紙と上質紙とコピー用紙の違いを徹底解説
目次
皆さんが、白い紙の選び方に悩んだことはありませんか?
上質紙やコピー用紙、ケント紙など、一見ではただの白い紙でしかありませんが、用途に応じて選ぶべき紙としてよく挙げられます。
この3つの白い紙の違いとはなんでしょうか?おそらくほとんどの一般の人は気にしたことがないと思います。
紙問屋、紙のプロフェッショナルとして、この記事ではケント紙を中心に上質紙やコピー用紙との特徴、用途の違いを詳しく解説します。
ケント紙の特徴
紙の表面は堅牢で滑らか
ケント紙は非常に滑らかな表面を持っています。
この滑らかさが鉛筆やインク、パステルでの描画に最適で、細かいディテールの表現を可能にします。
平らで凹凸が少ないので、スラスラと描け、消しゴムで消しても紙が痛むこともなく、絵の具も滲みなく着色することができます。
そのため、漫画、同人誌の原稿用紙として使用されることが多いです。
ケント紙の白さについて
ケント紙は高い白色度を誇り、色の再現性が非常に優れているので色鉛筆やインクなど画材でのカラーリングが鮮やかに表現されます。
ケント紙の厚さについて
ケント紙には、様々な厚さがあります。
賞状や名刺のよう使い方をするのであれば、4/6判 1000枚あたりで180kg~230kg程度の厚さ、画用紙や水彩紙として使う場合、ペンやマーカーなどでたくさん手早く描きたいときは、薄い90kg~160kgの厚さ、水彩、ポスターカラー、アクリル絵具のように水を使う場合は、265kg~360kgの厚さなど用途によって厚みを増していくという感じで、使い分けが可能です。

ケント紙は基本的に厚め
ケント紙は表面にローラーでしっかりと荷重をかけ、紙の繊維を圧縮して作ります。その製造工程からか一般的に厚みがあり、しっかりとした耐久性、折れや破れに強く、作品の保存にも適しています。
上質紙のように厚さが決められていないので、銘柄によって厚さは様々あります。
上質紙よりも用途に合わせて細かく選ぶことができます。

用途
ケント紙は主に図面や設計図、イラスト、ポスター、ペーパークラフト、カリグラフィー、マンガの原稿などに使用されます。イラストレーターやデザイナーの方もよくご利用されています。
上質紙に比べて高級感のある紙なので賞状に使われたりもします。
ケント紙についてもっと知りたい方はコチラのページも参考にしてください。
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北雪CoC(ケント紙)
雪のような白さと、幅広い連量バリエーションが特徴。
全8色からお選びいただけます。高白色のケント紙の代表的な用紙で、北雪ケントと呼ばれることもあります。
テクスチャーとしては表裏面ともにさらっとしていて、筆記性に優れているので記入することはもちろん、印刷用途や製図、デザイン用とにもよく使われている用紙です。
ケンラン(ケント紙)
色付きカード紙の定番で、「カラーケント」とも呼ばれます。
40色以上のカラー、7種類以上の厚みを取り揃えた「ケンラン(絢爛)」から名前が付きました。
通常カラーの他、より濃くはっきりした色展開の「ディープシリーズ」、紙の表面にキラキラ輝く加工を施した「キラシリーズ」があります。
表裏差もなく、マットな表面でツヤも感じられる質感です。薄手のものは名刺やショップカード、厚手のものは紙箱への加工など幅広くお使いいただけます。
バガスケントCoC(ケント紙)
バガスパルプ30%以上、古紙パルプ20%以上配合、FSC®森林認証紙、グリーン電力商品と環境への優しさが詰まっている非塗工印刷用紙です。
名刺やパンフレット、案内状など、エココンセプトが必要な時におすすめです。
バロンケント(ケント紙)
バロンケントの「バロン」は男爵のことで最高級ケント紙と呼ばれています。
多くの白いケント紙がある中、黄味の強いケント紙です。
印刷用紙というよりは画材として使われることの多い紙です。キメが細かい且つ発色も良く、細かい線まで綺麗に色が乗ります。
烏口、製図ペンによる線引きや水彩、ポスターカラー、マーカーなどの彩色にお使いいただくと、さらに仕上がりが鮮やかになります。
上質紙の特徴
表面の滑らかさ
ケント紙ほどの滑らかさではありませんが、上質紙も表面は滑らかです。
印刷時にインクの吸収が均一で、印刷物の仕上がりが美しくなります。
白色度と光沢
上質紙は高い白色度を持ち、マットな仕上がりになります。
印刷物の色再現性が優れていて、写真やグラフィックデザインに適しています。

厚みと質感
上質紙は45kg、55kg、70kg、90kg、110kg、135kg、180kgと7種類の厚さが決まっていて、しっかりとした質感があります。
それぞれ、用途によって使い分けがされています。
表面の硬度はケント紙ほどではないので、折り曲げやすく、加工しやすい特性があります。

用途
上質紙は多用途ですが、主に書籍、雑誌、ポスター、パンフレット、名刺、招待状、カタログなどの印刷物に広く使用されます。
ビジネス文書やプレゼンテーション資料にも適しています。
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コピー用紙の特徴
表面の質感
コピー用紙は滑らかですが、ケント紙や上質紙ほどの滑らかさはありません。
コピー機やプリンターでの使用に最適化されています。
白色度
コピー用紙は中程度の白色度を持ち、一般的な文書印刷に適しています。
色再現性は上質紙ほど高くありませんが、日常の文書作成には十分です。
厚み
コピー用紙は薄めで、一般的に70g/m²から90g/m²の厚みがあります。
これにより、大量に扱いやすく、プリンターやコピー機に適しています。
用途
コピー用紙は主にオフィスでの文書印刷、レポート、メモ、日常のプリントアウトに使用されます。
コストパフォーマンスが高く、日常的な使用に適しています。
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ケント紙、上質紙、コピー用紙の違いまとめ
表面の滑らかさ
ケント紙:非常に滑らかで細かい描画に適しています。
上質紙:印刷に適した滑らかさ。
コピー用紙:コピー機やプリンターでの使用に適した滑らかさ。
用途
ケント紙:アートやデザインの描画用紙。
上質紙:印刷物やビジネス文書、招待状など多用途。
コピー用紙:日常の文書印刷やメモ、レポートに最適。
厚みと耐久性
ケント紙:厚みがあり耐久性が高い。
上質紙:様々な厚みがあり、用途に応じて選べる。
コピー用紙:薄めで大量使用に適している。
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用途にあった最適な用紙を
ケント紙と上質紙の違いを理解することで、それぞれの特徴に合った最適な紙を選ぶことができます。
細かい描画や高品質なアート作品にはケント紙、印刷物やビジネス文書には上質紙が適しています。
用途に応じた紙選びが、最終的な作品のクオリティを大きく左右しますので、ぜひ参考にしてください。


